シャワーの後に水を弾く、若々しい健康的な肌。10代の頃のお肌に戻りたい!みずみずしいお肌を取り戻すために積極的に取り入れて欲しい美容保湿成分はこれ!
ピンッとハリのある肌、押したら戻る弾力のある肌、透き通った透明感のある肌……。
皆さんがなりたいお肌って、どんなものですか?
「こうなりたい!」と憧れるお肌には、様々な種類がありますよね。
上記の様に、お肌に対する表現の仕方は様々あります。
ですが、これらのお肌、根本的なところはみんな一緒!
そう、みんなが憧れるお肌というのは、『乾燥していない、水分がた~っぷりのみずみずしいお肌』ということ。
赤ちゃんのスベスベ肌もそうでしょう?
赤ちゃんのお肌も乾燥していなくて、お肌の薄皮の下には水分がた~っぷり!
健康的な理想のお肌とは、とってもみずみずしいお肌のこと。
ですから、皆さんもお肌をしっかりと保湿していきましょうね!
水分たっぷり♪保湿成分の種類
一言で「保湿」と言っても、水分をお肌から逃さないようにするには、一体どうしたらいいのでしょう?
日々の生活環境を整えることももちろん大切ですが、保湿成分た~っぷりのスキンケアアイテムを使うのも良いですよね。
保湿に関するスキンケア成分には、大きく分けて以下の様なものがあります。
保湿力が高いものから紹介していきますので、バッチリ覚えて、積極的に使用していきましょうね♪
● セラミド
セラミドは肌の角質層で、細胞と細胞の中でスポンジのように水分や油分を抱えこんでいるような存在(細胞間脂質)です。
肌や髪のうるおいに欠かせない働きをします。
角質細胞間脂質の約半分、50%を占める成分。
セラミドは、もともと体内にある成分なんですね。
若くて健康な肌にはセラミドがたっぷりと含まれており、肌もみずみずしくしっとりしています。
しかし、加齢や気候の変化、環境の変化などによって、セラミドの量は減ってきます。
セラミドには、肌の保護バリア作用があります。
湿度が下がっても水分を持続的に保つ力が強いのも特徴。
● ヒアルロン酸
人間や動物の身体の中に含まれている多糖類の1種。
これは真皮にもともとある成分で、ゼリー状の物質です。
200~600倍の水分を蓄える力があるので、潤いを保つのには必須!
とても優秀な保水能力をもっており、保湿成分には無くてはならない存在です。
● コラーゲン
コラーゲンは、肌の弾力の元になるタンパク質のこと。
真皮のおよそ70%を占めています。
コラーゲンを化粧品成分としてお肌の表面に塗ると、高い保湿効果が得られます。
コラーゲンの保湿効果で、お肌の水分量も増えますよ。
ただ、「コラーゲンを塗れば、お肌のコラーゲン量も増える」という認識は誤り!
コラーゲンをお肌に塗っても、真皮の下のコラーゲン量は増えませんので注意して下さいね。
● エラスチン
エラスチンは、コラーゲンと共に網目状にネットワークを形成し、コラーゲンの線維をつなぎ止めるようにして支えている弾力線維です。
エラスチンがコラーゲンと一緒に肌のハリを維持し、シワやたるみを防いでいます。
このエラスチンもコラーゲンと一緒で、お肌に塗ることで高い保湿効果を発揮します。
お肌の保湿には油分も必要だった!?
お肌の保湿を考えた時、実は「水分」だけでなく、「油分」も必要なんです。
これ、結構見落とされがちな事実。
水分だけを補給し続けると、お肌の上で過乾燥が起き、結果ますます乾燥してしまう……なんてことも。
なので、たっぷりの水分と、適度な油分が必要なんですね。
ですが、人によっては、油分があまり必要でない方もいますよね。
オイリー肌の方やニキビに悩まされている方には、油分のとり過ぎはNGです。
ですので、あなた自身の肌状態で、油分のとり方には注意していく必要があります。
今、女性たちの間で『美容オイル』なるものが流行っているようです。
オイルは油分ですから、あなたに合ったオイルを試してみても良いかもしれませんね。
● 鉱物油(ミネラルオイル)
これは、石油を蒸留して作るオイルです。
「石油!?」とビックリしてしまう方もいるかもしれませんが、あくまでも、石油を蒸留して作るオイルのこと。
なので、人体には全然優しいですよ。
代表的なことろで、ミネラルオイルは、ワセリンに含まれています。
● 植物油
アボカドオイル、ホホバオイル、オリーブオイル、米ぬかオイル、椿オイル、などなど。
植物オイルには様々な種類がありますね。
香りやオイルの伸びなども様々ですから、あなた好みのオイルを探してみて下さい。
● 動物オイル
馬油、ミンクオイル、スクワランオイルなどのことを指します。
動物から抽出したオイルですね。
馬油は、古くから「お肌の万能油」として使用されていましたし、火傷やあかぎれなどにも効果があります。
お肌の中にもともとある保湿成分
人間の肌って不思議なもので、お肌の中に、もともと保湿成分を含んでいるんですよ。
先に少しお話した、ヒアルロン酸やコラーゲンなどもそうなんですけども。
この、お肌の中にある保湿成分が乱れると、ますますお肌は乾燥していってしまいます。
お肌の状態を乱さないように、気をつけてあげて下さいね!
● 天然保湿因子(NMF)
NMFとは、「Natural Moisturizing Factor」の略。
天然保湿因子は、お肌の角質層の細胞内にもともとあるものなんです。
具体的には、アミノ酸や尿素、ミネラルなどのこと。
まさに、お肌自身がつくりだす保湿成分なんです。
NMFの減少には、お肌のターンオーバーが大きく関係します。
加齢や睡眠不足、過労などが原因でターンオーバーが乱れると、NMF自体の働きも乱れがち。
日々のお手入れでは、ターンオーバーをスムーズにしながら、しっかり潤いを補うことが必要です。
いかがでしたか?
どの成分も、「保湿」のために是非覚えておいて欲しい成分ばかり!
最近は、保湿のためのスキンケアアイテムもたくさん発売されています。
化粧品の成分をしっかりと見極めて、あなたのお肌に合ったアイテムを選んでみて下さいね★
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(Photo:Jonathan Kos-Read)